トーク「リサーチレジデンスがデザイナーの仕事に与えた影響とは?」遠藤絵美&モビリエ・ナショナル

© Justine Rossignol / © Emi Endo
Lieu  : 

関西日仏学館 1F稲畑ホール

10/24 18:30-19:30 (18:00開場)※ 終了後、懇親会あり

Type : 

第1回デザイン賞の受賞者である遠藤絵美は、2023年9月にフランスのモビリエ・ナショナル―国営動産管理局にて1か月間のリサーチレジデンスを行いました。その経験と、このような制度がデザイナーとしてのキャリアにもたらす価値について語ります。また、モビリエ・ナショナルの開発・広報ディレクターであるロイック・テュルパンが、同制度と、クリエーターへの支援におけるモビリエ・ナショナルの展望を紹介します。

(2024.10.22更新)登壇者変更のお知らせ
当初、登壇を予定しておりましたロイック・テュルパン氏は都合によりやむを得ず来日を中止することになりました。同氏に代わり、モビリエ・ナショナル―フランス国営動産管理局にて出版・開発部門の責任者を務めるマチルド・プレヴォタ氏が登壇いたします。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

入場無料、要予約

ご予約はこちら:https://nbk2024talk1024.peatix.com/

※トークは日本語とフランス語で行います。(逐次通訳付)
※懇親会はどなたでも参加可能です。

遠藤絵美「混ざり合わない色の粒子」展(会場:関西日仏学館 3Fサロン)

「モビリエ・ナショナル x 在日フランス大使館 デザイン賞」

在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセは、モビリエ・ナショナル―フランス国営動産管理局と協働し、日本のデザイナーのためのデザイン賞を開催しています。受賞者は副賞として、フランスで約一ヶ月間、デザインのプロジェクトに向けたリサーチのためのレジデンスを行う権利を得ます。受賞者は滞在中に、モビリエ・ナショナルやそのコレクションや工房を発見し、受賞プロジェクトの実現のためにモビリエ・ナショナルからの専門的なサポートを受けます。工房の見学や、現地のデザイナーや職人、彼らのサヴォアフェール(匠の技)との出会いを通して理解・交流を深めることができます。モビリエ・ナショナルの創造と修復のための工房は、その卓越したサヴォアフェール(匠の技)を継承し続けています。特に、公共建築物の家具や装飾を管理するアトリエ・ド・ルシェルシュ・エ・ド・クレアシオン(Atelier de Recherche et de Création – ARC –)で製作される作品は、モビリエ・ナショナルの工房から生まれるすべての作品と同様に、フォルムや製作技術の両面において、最先端のイノベーションを誇るフランスデザインの象徴であることを目指しています。

遠藤絵美 / ロイック・テュルパン

遠藤絵美

多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒業後、(株)イッセイミヤケ等でデザイナーとして経験を積み、2018年ドイツ・ベルリンにて起業。テキスタイルとアート、手工業の中間領域でデザイン活動を行っており、2022年より、多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻で非常勤講師も務める。2023年、フランスのモビリエ・ナショナルでの初のリサーチレジデンス参加者として選出される。
EETY Studio: ee-ty.com
Instagram: instagram.com/eety_mewo

ロイック・テュルパン

フランス文化省直属の公的機関であるモビリエ・ナショナル―国営動産管理局の広報・開発ディレクター。パリ政治学院卒。同校で公共政策と国土について学んだ後、その経歴は文化セクターに積極的かつ具体的に取り組むという意志を反映している。文化の民主化という分野において、まずパリ市庁でキャリアをスタートし、続いて、文化省の官房事務局主任を務めた。モビリエ・ナショナルでは開発・広報ディレクターに就任。17世紀以来、工芸とクリエーションを支援するモビリエ・ナショナルは、世界的に有名なそのコレクションの保存と修復を担うことを使命としているほか、現代のクリエーションの分野でも重要な役割を果たしている。フランスにおける芸術創作の分野において影響力を持つ人物であるロイック・テュルパンは、新進気鋭の才能を支援し、フランスの文化遺産に焦点を当てるための取り組みを主導している。