Please Listen to This

© Lauren Tortil

9/28 17:30-18:15 ※集合17:00
9/29 11:30-12:15 ※集合11:00

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Please Listen to This

1979年、ソニーは初代ポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマンTPS-L2」を発売し、20世紀の音楽鑑賞方法に革新をもたらすと世界中で有名になりました。ソニーは同年6月、東京の代々木公園でユニークな製品発表会を開催しました。招待された記者たちとパフォーマーたち全員がウォークマンを装着し、相互の交流を演出する屋外でのデモンストレーションが行われたのです。本作品「Please Listen to This」では、アーティストのローレン・トルティルがこの発表会にインスピレーションを得て、ロームシアター京都の広場での参加型サウンドパフォーマンスを提案します。これは、来場者と約10名のパフォーマーたちがスマートフォンとイヤホンを通じて共同で意識を集中させる感覚的な体験です。

本作品は、アンスティチュ・フランセパリ本部、アンスティチュ・フランセ日本ならびにベタンクール・シュエーラー財団の支援を得て、ローレン・トルティルが2024年にヴィラ九条山に滞在した際に制作されました。また、Fondation des artistes(芸術家財団)とEur CAPSの支援も得ています。

デジタル・アプリケーションは、ドミニク・ブルアン、リズワン・パルヴィーン、ジャン=セバスチャン・ゴメスと、彼らの学生であるタニア・マハンドリー、サシャ・コスロシャヒ、ノア・アンドレの協力を得て、テレコム・パリ(フランス国立高等電気通信学校)が特別に開発したものです。

※サイトより要予約:https://forms.gle/m3nQyoD1SpPj1NfJ9
(パフォーマンスへの参加を希望されない場合は予約不要)

※充電したスマートフォンとイヤホン(ヘッドホン)を各自ご持参ください。
※雨天時:一部、場所を変更して実施
※参加費無料

協力:京都芸術センター

ローレン・トルティル

ローレン・トルティルはサウンドアーティスト。サウンド・スタディーズやメディア考古学、政治哲学に影響を受け、音響テクノロジーのプリズムを通して聞くことや注意を払うことのプロセスに関心を抱くとともに、メディア、人間と音環境の間の相互作用にも関心を寄せています。こうしたアプローチは、図像学的研究と理論的研究という2つのリサーチに現れており、音が特にお気に入りの素材として用いられる彼女の造形表現(印刷物、インスタレーション、パフォーマンス等)を培うものとなっています。ローレン・トルティルの作品は、フランス国内ではパリのアート&リサーチ・センター《ベトンサロン》、FRACイル・ド・フランス、ポンピドゥー・センター、ルイ・ヴィトン財団、現代美術センター《ヴィラ・デュ・パルク》などの機関で、フランス国外ではジョリエット美術館(カナダ)、UAP市立ギャラリー(ポーランド)、サウンド・ギャラリー(チェコ)や第11回サンパウロ建築ビエンナーレ(ブラジル)などで紹介されています。2024年度ヴィラ九条山レジデント。