パフォーマンス「Flags Parade」/オープニングセレモニー

© Paul Rousseau

9/27 16:00-16:20(パフォーマンス)/16:25-16:40(セレモニー)

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16:00-16:20 パフォーマンス「Flags Parade」
人類は消滅しようとすることができるのか?不可能な仮説を想像する本作では、衣装によって身体を変容させます。ハイブリッドな生物たちが互いを探し、愛の叫びの中で出会います。出演は2025年度ヴィラ九条山レジデントのダリュス・ドラティアリ=ドラドゥスト Darius Dolatyari-Dolatdoust(構想・衣装)&グレゴアール・シャレール Grégoire Schaller、東野祥子、小倉笑。

16:25-16:40 オープニングセレモニー
駐日フランス大使、竹内重貴(京都市副市長)、下村あきら(京都市会議長)によるご挨拶

グレゴーアル・シャレール/ダリュス・ドラティアリ゠ドラドゥスト/東野祥子/小倉笑

ダリュス・ドラティアリ=ドラドゥスト

ダリュス・ドラティアリ=ドラドゥスト(フランス/イラン/ドイツ/ポーランド)は、造形作家、パフォーマー、振付師、デザイナー。身体やダンス、言語と私たちの関係を変えるという意味で、衣装を変容やハイブリット化の空間として捉えており、衣装の製作を中心としたアプローチを行っています。例えばルーヴル美術館のペルシャ作品に着想を得たコスチュームを制作することでイランのルーツを想起させたり、人間と動物の境にあるハイブリッドな生物を想像して他の種に対する私たちの力関係を解体するなど、衣服が自身のアイデンティティーを問う手段になっています。
これまでに、Fiminco財団(パリ)、ギャラリー Suzanne Tarasieve(パリ)、Wiels 現代アートセンター(ブリュッセル)、アムステルダム市立美術館、MUDAM(ルクセンブルク)、Momu アントワープモード博物館、ヴィラ・ノアイユ(イエール)、le 19M(パリ)にてパフォーマンスや造形作品を発表しています。
2025年度ヴィラ九条山レジデント。

グレゴアール・シャレール

造形作家、演出家、研究員のグレゴアール・シャレール(1993年生まれ)は、高等師範学校カシャン校と国立高等工業学校デザイン学校(ENSCI-Les Ateliers)でデザインを学びながら、造形作家のテオ・メルシエ、マシュー・バーニー、ケイティ・スタウトと共に作品づくりに励みました。2016年からは、ダンス、パフォーマンス、造形芸術の垣根を超えたパフォーマンス・プロジェクトを展開。同プロジェクトでは、体操選手、マタドール、サテュロスのような身体の原型をモデルとしました。これらのプロジェクトを通してシャレールは、華やかさと妙技という概念、死と喪失との関係、理想体型の押し付け、マジョリティ側に属する人間が語る物語というテーマを問い続けています。
2025年度ヴィラ九条山レジデント。