マグローヌ・ヴィダル 書と音楽のパフォーマンス「吹かれた言葉」

© Visuel: Graphisme Nicolas Claveau /Calligraphie Hiroshi Ueta /Photos ValK - Sajik Kim

9/27 17:10、18:30、19:40(各50分)

書道の所作と呼吸の間の本質的なつながりにもとづいた「Fukareta Kotoba」は、息を原動力とした、音楽と造形芸術のハイブリッド・パフォーマンスです。独特の舞台装置と演出によって、観客は芸術的な相互作用のただ中に身を置くことになります。

マグローヌ・ヴィダル Maguelone Vidal(2024年度ヴィラ九条山レジデント):作曲、演出、バリトンサックス/上田普:書家/ヤニック・パジェ Yannick Paget:パーカッション、音響

ご予約(Peatix):https://nbk-fukaretakotoba.peatix.com
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マグローヌ・ヴィダル/上田普/ヤニック・パジェ

マグローヌ・ヴィダル
Maguelone Vidal
作曲家、演出家、ミュージシャンにしてパフォーマーのマグローヌ・ヴィダルはユニークな芸術領域を開拓しています。身体と音の間の詩的で感覚的な関係を探究し、音響、舞台とドラマツルギーからなる包摂的な仕掛けを作り出すのです。
彼女がアートプロジェクトを指揮するカンパニー「アンタンシテ ハイブリッドクリエーション製作所」では、領域横断的な舞台芸術作品を制作し、フランスの国内外で上演しています。常に新しい社会的・政治的空間の開拓を試みながら、彼女の作品は、芸術と個人の間にある現代的な交わりの形態を讃えるものとなっています。

上田普
Hiroshi Ueta
幼少の頃から母親の元で書を学ぶ。四国大学を卒業後、中国に留学。現在は母校の大学の教授を務める。京都を拠点に活動する書家として、コンセプチュアル・アートやパフォーマンス、デザインと自身の創作を交差させることに力を注いでいる。これまでに日本の他、オーストラリアやフランス、アメリカで作品を発表し、数々の賞を受賞。2025年大阪・関西万博のフランス・パビリオンVIPルームのための作品も手がけた。

ヤニック・パジェ
Yannick Paget
パリ国立高等音楽院指揮科および打楽器科卒業。指揮者、作曲家として国際的なキャリアを積み、2005年より日本を拠点としながら、ヨーロッパやアジアの多くのオーケストラを指揮してきた。多彩な分野で活躍する作曲家として、映画や演劇のほか、いくつもの国際的なオーケストラのための作品を生み出している。また、自身のアンサンブル「N’SO KYOTO」とともに現代音楽の演奏にも取り組む。