ニュイ・ブランシュKYOTO x ヴィラ九条山

9/28 14:00-21:00
10/3 14:00-21:00

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ヴィラ九条山では、主要メセナのベタンクールシュエーラー財団の支援と、工芸レジデンスの10周年を記念します。これまでの工芸レジデントの作品を紹介し、滞在中アーティストが、さまざまな形でリサーチを発表します。また、北之台雅楽アンサンブルが元宮内庁楽部首席楽長の安齋省吾先生と共に、千年の継承を見る伝統音楽・雅楽を披露します。

タイムスケジュール等、詳細はこちら(ヴィラ九条山公式サイト)

Julia Cima & Jeanne Vicérial ジュリア・シマ&ジャンヌ・ヴィセリアル「Tr me/トラーム」

マルテル企業財団で2022年に開催された展覧会「La fin est dans le commencement et cependant, on continue /終わりは始まりの中にあるが、それでも人は続ける」におけるコラボレーションのあと、ジャンヌ・ヴィセリアルとジュリア・シマは場所とその関係者たちとの共生による探索に身を投じる時間を取りながら、二人の共同作業を継続することを決めました。単純で、美しさに配慮したつましさの形態において、魂により近い私たちの部分に到達することが可能です。丹念な職人仕事に倣った緩やかさ、感情や記憶の中枢に直接接続された匂い、空間に存在するものと結びついた様々な尺度や進行中のアクションの音を知覚することなどについて検討しながら、二人の身体は空間に形を与えることで、それをひとつの変身の《劇場》に作り替えることになります。

Ulla Von Brandenburg ウラ・フォン・ブランデンブルク|影とテキスタイル

ヴィラ九条山のレジデント・アーティストとして、ウラ・フォン・ブランデンブルクは 自らの住まい方を見直すため、モノの命を深く突き詰めたいと考えています。そのため、京都の環境に息づくモノの形態と有り様を、そうしたモノが自らの存在の延長として生み出し、投影し、創り出す影を捉えることで記録したいと考えています。そして、モチーフとしてのこうした影を(友禅、BORO[襤褸]など)テキスタイルに関するリサーチの中に再投入することが考えられています。

Maguelone Vidal マグローヌ・ヴィダル|音楽は言葉の中にある

言語は、それが私たちに馴染み深いものであれ、馴染みのないものであれ、音の構成により私たちに働きかけます。私たちは母語に音楽的構成を与えることにより他者を手なずけるのです。マグローヌ・ヴィダルのリサーチ・プロジェクはこうした原理を試み、分析し、探求するもので、それを独りで行うと同時に日本のミュージシャンやサウンドアーティストとも共同で行います。プロジェクトは出会いと常に刷新される聴く技術を推し進め、そこで最重要となるのは社会的・職業的環境も年齢も出自も異なった人々との出会いです。彼らは異なったアクセントや様々な言語の担い手であり、ずっと以前から京都に住んでいる人もいれば、京都に来てまだ日の浅い人もいます。こうした出会いを通して、彼らの物語のプロソディ(韻律)に基づく曲作りが行われます。これはハイブリッドな性格を備えた参加型の創作プロジェクトを開始するもので、そこでは音楽、パフォーマンス、演劇と舞台美術が交錯することになります。

ジュリア・シマ&ジャンヌ・ヴィセリアル / ディミトリ・リンカ&ニコラ・ピノン / マグローヌ・ヴィダル / ウラ・フォン・ブランデンブルク

ジャンヌ・ヴィセリアルとジュリア・シマ「TrÂme/トラーム」

マルテル企業財団で2022年に開催された展覧会「La fin est dans le commencement et cependant, on continue /終わりは始まりの中にあるが、それでも人は続ける」におけるコラボレーションのあと、ジャンヌ・ヴィセリアルとジュリア・シマは場所とその関係者たちとの共生による探索に身を投じる時間を取りながら、二人の共同作業を継続することを決めました。単純で、美しさに配慮したつましさの形態において、魂により近い私たちの部分に到達することが可能です。丹念な職人仕事に倣った緩やかさ、感情や記憶の中枢に直接接続された匂い、空間に存在するものと結びついた様々な尺度や進行中のアクションの音を知覚することなどについて検討しながら、二人の身体は空間に形を与えることで、それをひとつの変身の《劇場》に作り替えることになります。

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ディミトリ・リンカ&ニコラ・ピノン「植物繊維」

ディミトリ・リンカ&ニコラ・ピノンのプロジェクトは植物繊維を巡るもので、デザインと職人仕事の分野におけるリサーチが3つの軸に添って進められます。つまり、植物繊維の利用の可能性に新たな活力を与えること、製造にまつわる秘密を再発見または解明すること、そしてフランスにおける発展についての考え方を提案することであり、そのため、日本の職人たちのもとで学んだ経験が足がかりとなります。日本の専門家たちと協働することで、ニコラ・ピノンとディミトリ・リンカは彼らのノウハウと専門能力を享受し、リサーチを充実させるとともに、フランスにおける植物繊維の利用に関し斬新なアプローチを発展させたいと考えています。このプロジェクトは、デザインおよび職人仕事の分野において植物繊維の発展および活用に寄与することで、探求、創作と異文化交流の機会を提供するものです。

https://www.villakujoyama.jp/resident/hlinka-dimitry-pinon-nicolas/

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ウラ・フォン・ブランデンブルク「影とテキスタイル」

ヴィラ九条山のレジデント・アーティストとして、ウラ・フォン・ブランデンブルクは自らの住まい方を見直すため、モノの命を深く突き詰めたいと考えています。そのため、京都の環境に息づくモノの形態と有り様を、そうしたモノが自らの存在の延長として生み出し、投影し、創り出す影を捉えることで記録したいと考えています。そして、モチーフとしてのこうした影を(友禅、BORO[襤褸]など)テキスタイルに関するリサーチの中に再投入することが考えられています。

https://www.villakujoyama.jp/resident/von-brandenburg-ulla/

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マグローヌ・ヴィダル「音楽は言葉の中にある」

言語は、それが私たちに馴染み深いものであれ、馴染みのないものであれ、音の構成により私たちに働きかけます。私たちは母語に音楽的構成を与えることにより他者を手なずけるのです。マグローヌ・ヴィダルのリサーチ・プロジェクはこうした原理を試み、分析し、探求するもので、それを独りで行うと同時に日本のミュージシャンやサウンドアーティストとも共同で行います。プロジェクトは出会いと常に刷新される聴く技術を推し進め、そこで最重要となるのは社会的・職業的環境も年齢も出自も異なった人々との出会いです。彼らは異なったアクセントや様々な言語の担い手であり、ずっと以前から京都に住んでいる人もいれば、京都に来てまだ日の浅い人もいます。こうした出会いを通して、彼らの物語のプロソディ(韻律)に基づく曲作りが行われます。これはハイブリッドな性格を備えた参加型の創作プロジェクトを開始するもので、そこでは音楽、パフォーマンス、演劇と舞台美術が交錯することになります。

https://www.villakujoyama.jp/resident/vidal-maguelone/