10/1-10/28 9:00-21:00
本展では、プリント、AR 、映像という異なる3つのメディアで構成されたデジタルスカルプチャーの新作シリーズを発表致します。プリントやARを通して、実際には存在しないデジタルスカルプチャーの体感を可能とし、映像作品ではそのフォルムが形成されていく一連の変化により、具象的なトルソーが溶けては消え、トランスフォームする過程から、「Absences (不在)」の概念を探求します。
また、会場ではA Rプリント販売も行い、別空間で読み込む事により、ARで空間と人体の関係にも問いを投げかけます。
ルイジ・オノラは、東京を拠点に活動するビジュアルアーティストです。彼は武蔵野美術大学で彫刻を学び、現在は同大学で講師を務めています。物体とCGIをメディアとしたアートの研鑽に努め、コンピューターグラフィックを駆使して、新たな彫刻の形式やムーブメント、プロセスを探ろうとしています。その作品では、物質的彫刻の素材のゆっくりしたペースおよび近接性と、デジタル彫刻およびレンダリングの非常に速いペースとの間のバランスを追求しています。彼はアートを通して、「現実とバーチャル」、「物質とデータ」、「美とある種の不気味さ」の意味を探究し続けています。