クロージング・パフォーマンス 「Floe(フロエ)」

10/28 4回公演:10:00、11:30、15:00、16:00 (各回30分)
Type : 

★NBK Sélection

※雨天時:サウスホールのホワイエで実施

2016年、ジャン=バティスト・アンドレは、造形作家のヴァンサン・ラムルーの美術作品の上で演じる、「FLOE(フロエ)」というパフォーマンスを発表した。
野外で上演されることを想定したこの作品は、風景と人々に出逢い、さらに地平線へと導かれていく。
純粋に、一切のごまかしなく、「フロエ」は身体を空間に対峙させる。

またしても、地平から突き出したモノたちに立ち向かう、ひとりの男。
安らぎのために、彼は渡っていくしかないのだ。

この未知の地の探検は、一筋の動きを描く。
彫刻の凸凹に、男が現れては、消える。

研ぎ澄まされた動きは詩のようであり、時間は止まる。
観客は、男とともにリスクを冒し、自分を超えようとする。

ジャン=バティストはヨーロッパを越えた彼方に「フロエ」を連れていきたいと夢見ていた。
日本への愛着、これまでに紡いだご縁、そしてコラボレーションへの想いを重ね、瀬戸内サーカスファクトリーとの連携のもと、ついに、日本人アクロバット・アーティストに振りを伝え、日本の地でこの作品を花咲かせる機会を得た。

出演:ジャン=バティスト・アンドレ、目黒宏次郎

共同製作:一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリーSetouchi Circus Factory
協力:株式会社山一木材/丸亀市

 

======ロームシアター京都 イベントのご紹介======

京都賞受賞アーティスト、アリアーヌ・ムヌーシュキン率いる伝説の劇団「太陽劇団」、22年ぶり2度目の来日にして初の関西公演が実現!
創設59年目を迎えるフランスの太陽劇団は、演劇の可能性を広げる挑戦的な舞台で国際的評価の高い傑作を生み出し続けている世界有数の伝説的劇団のひとつです。
ムヌーシュキンが愛してやまない日本文化へのオマージュを込めた本作のタイトルは『金夢島 L’ILE D’OR Kanemu-jima』。日本と思しき架空の島を舞台に、謀略と権力闘争、演劇祭を巡る虚々実々、愛と哀しみの人間模様が、演劇的な表現様式を駆使して描かれます。

2023年11月4日(土)~ 11月5日(日)両日14:00開演
会場:ロームシアター京都 メインホール
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
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ジャン=バティスト・アンドレ、目黒宏次郎

ジャン=バティスト・アンドレ Jean-Baptiste André
ジャン=バティスト・アンドレはシャロン・アン・シャンパーニュ(フランス)のCNACでサーカスを学ぶ。そこでの専門は逆立ちと演技技術だった。2002年に卒業し、さらに自らのプロジェクトを推進するため、Association Wを立ち上げる。
種目を横断しながら、アート・コラボレーションを発展させていき、数多くの振付家や演出家の作品に出演する。

目黒宏次郎 Kojiro Meguro
1996年生まれ、沢入国際サーカス学校卒業。自身で創作したオブジェや鉄パイプを用いて、独特の世界観を醸し出すサーカスアクター。ながめくらしつ、瀬戸内サーカスファクトリーほか、国内現代サーカス舞台公演に数多く出演する。「ふくやま国際大道芸グランプリ2021」優勝、ドイツ及びイギリス特別賞受賞。

瀬戸内サーカスファクトリー Setouchi Circus Factory
現代サーカス文化の発展を目指すカンパニー/プロダクション。フランスの「文化の地方分権政策」に衝撃をうけ、日本の首都圏一極集中に一石を投じようと2011年に香川県で活動開始。地方から、唯一無二の文化発信を目指す。2017年、欧州現代サーカスネットワークCircostradaアジア初のメンバーに承認。