映像上映 「思い出して、バルバラ」 モーリーン・ラグーシー監督

9/30 10:00-18:00

10/1、10/7、10/8 10:00-18:00

 

Type : 

★NBK Sélection

「RAPPELLE-TOI BARBARA / 思い出して、バルバラ」
女性たちが語る第二次世界大戦

第二次世界大戦中に子供や少女、もしくは大人、学生または社会人で、軽薄だったり、思慮深かったりした女性たちが、今日、私たちに当時の日常生活に関連した思い出を語ります。亡命や抵抗、ゲットーからの逃亡、拘留、強制移送、大切な存在の喪失だけはでなく、恐怖や弱さ、苦しみにも関わらず、呑気さや軽快さも体験した彼女たちの戦争とは、何よりもまず、生き延びることでした。恐怖や服従に屈しないことで、彼女たちの生活は、普通のものから特別なものへと変化したのです。将来を信じることが、彼女たちの行動の原動力でした。

2011年~2019年にかけて制作されたこのドキュメンタリーは、個人のストーリーと集団の歴史をつなぎ、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、ポーランド、ウクライナ、アメリカ、ロシア、そして日本の、幻想と現実のはざまにある女性の戦争を、私たちに伝えてくれます。

モーリーン・ラグーシー Maureen Ragoucy

1984年パリ生まれ。ドキュメンタリー写真、映像、サウンドやビジュアルインスタレーション作品を手がけ、様々な形態の亡命、文化的かつ家族的な遺産や、多元的なアイデンティティーに興味を持つ。夢と現実、神話と失望、幻想と真実の間で揺れ動く実態を記録するという使命のもと、ポートレートは彼女の芸術的アプローチの中心となっている。これまでにフランス国内では国立公文書館、軍事博物館、シャルル・ド・ゴール生家博物館、レ・シャン・リーブルといった施設で作品が展示された他、国外では、クスコの写真ビエンナーレ、国際赤十字・赤新月博物館、ベトナム女性博物館で展示された。さらに、パリの国立移民史博物館のコレクションにも作品が収められている。