セシル・ラロワによるパフォーマンス 「Métamorphoses」

9/30 17:50-20:00

(複数のパフォーマンスを実施)

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★NBK Sélection

「Métamorphoses」は、短いものや長いもの、儚いものや持続的なもの、活発なものや静止したものなど、変化に富んだ形態を持つ生物についての芸術的なリサーチです。
2021年以来、ダンサー・振付家のセシル・ラロワは、日仏のアーティストや地域、住民と共に、自然との詩的な対話を重ねています。
彼女は、時間とともに展開し、相互に呼応するような様々な形の振付を創作しています。
本作には、4つのソロ「Exercices de style 1.2.3.4.」と、写真展示、複数のビデオがあります。
ソロは、小説家レイモン・クノーの作品である「Excercices de style(文体練習)」に着想を得て、一つの同じシナリオから展開されています。
それらは変容をめぐる語彙を構成し、サイトスペシフィックなこのパフォーマンスの基盤となるものです。
「Métamorphoses」は、自然のパワーを問う一方、逆に、私たちの脆さについての問いを投げかけます。

協力:京都大学西部講堂

セシル・ラロワ(Cécile LALOY), ジョアン・ヴェルクテール(Joan VERCOUTERE)、フロランス・ジラルドン(Florence GIRARDON), ジョアンナ・モアリグ(Johanna MOALIGOU), 大歳芽里(Meri OTOSHI), 高橋佳也子(Kayako TAKAHASHI)

セシル・ラロワ(Cécile LALOY) カンパニーALSのダンサー・振付家。2003年以来、各地での公演やパフォーマンス、短編映像など、さまざまなアートプロジェクトに取り組む。常にバーレスクな文体と詩的な言語の間をつなぐようなリサーチを展開。ダンス、音楽、照明、衣装といった諸要素によって、脚色されたショーを創造している。

ジョアン・ヴェルクテール(Joan VERCOUTERE) 2012年にリヨン国立高等音楽・舞踏学校を卒業し、カンパニー・ディディエ・テロンに6年間所属。セシル・ラロワの複数の作品(DUO、IE [famille]、Exercice de style #1)に出演する他、振付家のナンス・マルタン、リオネル・ベグや、le collectif AR、le collectif ESといったコレクティブともコラボレーションを行っている。

フロランス・ジラルドン(Florence GIRARDON) カンパニーZélid(1994年設立)のパフォーマー、ダンサー、振付家。Zélidでは2012年の「Façades」を含む約20作品を創作。また、さまざまな肩書(アドバイザー、俳優とのボディワーク、共同執筆)で演出家たちと定期的にコラボレーションしている。 カンパニーALSでは「Exercice de style #3」に出演し、セシル・ラロワの複数の作品にアドバイザーとして携わっている。

ジョアンナ・モアリグ(Johanna MOALIGOU) 振付や公演の技術、特に照明の分野で、クリエーションからパフォーマンス、リサーチから試行まで手がける。カンパニーALSには長年にわたり協力しており、当初はダンサー・パフォーマーとして、続いて、照明クリエーター、アート・コラボレーターとして参加している。

大歳芽里(Meri OTOSHI) 昭和音楽芸術学院バレエ科にてクラシック、モダン、民族舞踊などを学び卒業。 ストリート・ジャズを都内クラブ、イベント、CM、ショークラブなどで踊る。様々なダンサー等と京都、大阪にて共演を重ねる。 2005年より振付家ヴィンセント・マンソーの作品に参加し南アフリカ、フランス、イギリス、ドイツ、アメリカ、カナダにて公演。

高橋佳也子(Kayako TAKAHASHI) エディンバラとプラハで舞台衣装とデザインを学ぶ。2016年~2019年、静岡県舞台芸術センターで衣装を担当。現在、萩野緑の下で衣装に携わる。