Nitram & friends 「36 vues “ratées“ du mont Fuji|不覚!?(富嶽)三十六景」

©Nitram
Lieu  : 

つぼみ堂

9/30 11:00-21:00

10/1-10/15 11:00-18:00 ※火水金休

Type : 

毎日、SNS上に流れてくる富士山写真。その美しく完璧な姿は、海辺から、あるいは新幹線の車窓から、時に上空から捉えたものまで数えきれません。富士山を目にすれば誰だってうっとりする暇もなくカメラを構えてしまうでしょう。そしてこれぞという写真が撮れたならSNSに投稿したい! 富士を眺め、崇め、刻むのは今も昔も変わりません。あの葛飾北斎の《富嶽三十六景》も然りです。
美しく雄麗な富士山の画像があふれる中、Nitramの捉えた一枚はまさに目から鱗でした。こんなにも微笑ましい、時に失敗してしまった富士山写真、皆さんも心当たりがおありではないでしょうか。
本展覧会では、誰しもが実は秘蔵!?しているであろう、もう一つの富士山写真を、Nitram & friendsのフォルダから洗い出しました。不覚にも失敗してしまった富士山写真、この機会にご披露します。
Curated by Philippe BERGONZO

Nitram & friends

Nitram(ニトラム)は、フランス人写真家の仮名であり、彼の芸術における主軸は現実の本質を捉えることにあります。彼の作品は、現在と過去の境界を曖昧にすることで、不可逆性の概念を探求しています。彼の構図における意図しない欠落は、それ自体が物語を語るとともに、時間の矢が触れたすべてにその痕跡を残すことを思い起こさせる役割を果たしています。