パフォーマンス「むせかえる世界」砂山典子

9/30 10:00-20:00

10/1 10:00-18:00

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パフォーマンス・アーティスト砂山典子による「むせかえる世界」では、来場者は作家本人や応募者が着用する巨大な深紅のスカートに潜り込み、鑑賞することができます。 不特定多数の人が行き交うパブリックスペースにおいて無防備な状態に身を置いたドレス着用者。 そのスカートの中に広がる親密なプライベートスペースを覗き見るという行為を通じ、来場者とアーティスト、あるいは来場者の間で起こりうる、血の通ったコミュニケーションを期待するライブ・インスタレーションです。 「むせかえる世界」は、1995年の水戸芸術館「ジョン・ケージのローリーホーリーオーバーサーカス」展にて初めて制作、発表され、翌年1996年にはフランス国内を巡回し、以降、世界各地を巡回しています。本作は30年近くに渡り継続しているのにも関わらず、そのコンセプトは色褪せることなく、今なお不穏な現代性を示し、女性性の規範や何が暴力を引き起こすのかについて問いかけています。 横浜美術館(2006年)、韓国ソウルART SONJE(2007)、カナダ トロントでのニュイ・ブランシュ(2009年)、横浜nitehi works(2011年)、ポンピドゥー・センター・メス(2018年)等。

主催:MUZ ART PRODUCE 共催:関西日仏学館 協力:京都市京セラ美術館 特別協力:修道中学校・修道高等学校
京都府文化力チャレンジ補助事業

砂山典子 Norico Sunayama

ダンサー、パフォーマンスアーティスト 80年代 コンテンポラリーダンス「黒沢美香 & ダンサーズ」として踊る。 アーティストコレクティブ dumb typeのメンバーとして90年〜2020年のすべてのパフォーマンス作品を共同制作し出演。 並行してソロやユニット[THE OK GIRLS] 等を作りジャンル横断的に活動。 近年、服飾デザイナーの伊東純子とun:ten+というユニットを立上げ、女性のエンパワメントを目指したファッションショーとパフォーマンスアートを融合させている。 SNATCH /SNACKY! 名義で、キャバレーイベント出演やミュージシャンとのセッション多数。 美術家で構成されているバンドTHE TETORAPOTZや、SAX奏者・梅津和時キャバレーバンドで踊り子とコーラスを担当。 違和感をトリガーにユーモアを交えて時にシニカルに挑発的に舞台作品に取り組む。 パフォーマンスで訪れた国は30カ国以上。