ニュイ・ブランシュKYOTO @ ヴィラ九条山

©Frédéric Mery / Institut français
9/30 14:00-21:00
10/5  14:00-21:00

第13回ニュイ・ブランシュKYOTOに、ヴィラ九条山のアーティストの作品をお楽しみいただけます! ヴィラ九条山(9月30日と10月5日)、イソップ河原町店ギャラリー(10月7日から29日まで)、出町座など、複数の会場でプログラムを提案します。 ヴィラ九条山では9月30日と10月5日に、カリン・アラビアン&フランク・ブレー(デザイン)、ポリーヌ・ブラン(ダンス)、トニー・ジュアノー(工芸)、ソルギー・リー(造形美術)、セバスチャン・プリュオ(アートキュレーター)とジュリー・ヴァシェ(デジタル・アート)の7名の滞在中のアーティストが、今年のニュイ・ブランシュのテーマ「Puissances」に共鳴し、それぞれのスタジオや館内の様々な空間でリサーチ・プロジェクトを紹介します。 ヴィラ九条山は、フランスのヨーロッパ・外務省の文化機関です。アンスティチュ・フランセの支部の一つとして活動し、主要メセナのベタンクールシュエーラー財団とアンスティチュ・フランセパリ本部の支援を受けています。

プログラムの詳細はこちら(ヴィラ九条山公式サイト)

カリン・アラビアンとフランク・ブレー, トニー・ジュアノー, セバスチャン・プリュオ, ソルギー・リー, ポリーヌ・ブラン, ジュリー・ヴァシェ,

JN.メロール・クラブというユニット名で、カリン・アラビアンとフランク・ブレーのクリエーター2人組は様々な職人技を取り混ぜ、造形芸術的な基準を取り入れることで、デザインの境界線上で、モードとアートが交差する地点で、オブジェを創作しています。2人組の特徴は、簡素かつエレガントで控え目なスタイル——それは素材の官能性を明らかにする特異なディテールを通して、感覚されるものや触感に働きかけます。
https://www.villakujoyama.jp/ja/resident/arabian-karine-et-blais-franck/

トニー・ジュアノーはデザイナー、工芸家および究者。微細藻類を用いた染色、虫に食い尽くされるモチーフやバクテリアによる布地のプリントなど、そのリサーチの着想源となっているのは共生(シンビオーシス)の称賛に値する原則であり、命あるものと柔軟な素材との斬新なコラボレーションが目指されています。 https://www.villakujoyama.jp/ja/resident/jouanneau-tony/

セバスチャン・プリュオは美術史家、研究者、キュレーターであり、芸術における「翻訳」についての題を専門としています。ヴィラ九条山では、日本の伝統文化における偶発的な出来事に対する美意識、偶然性に焦点を当てたリサーチを行います。芸術家や職人、農家など、生きとし生けるものとの共生に貢献する様々な実践の中で、予期せぬ出来事、偶然の「出会い」に反応する繊細な能力について考察する予定です。このアプローチの目的は、生態系や気候の危機と共鳴する感受性の危機に向き合うための、生活における統制的規範や標準化というシステムに代わる方法を見出すことです。 https://www.villakujoyama.jp/ja/resident/pluot-sebastien/

ソルギー・リーは常に不条理なもの、根本的なものやリスクに惹かれてきており、その結果、本質的に抵抗としてのユーモアの形態が生み出されています。ソルギー・リーは職人仕事のなかに存在するメカニズムを問いかけ、さまざまな文化に通底する原初的動作の対応関係を、その集団的次元を検討することで出そうとしています。 https://www.villakujoyama.jp/ja/resident/lee-seulgi/

ポリーヌ・ブランは振付家、パフォーマー、ダンサーにおよび形作家。アーティストとしての活動では、不条理と紙一重のところで自虐ネタを用いて身体を探究するとともに、文脈や様々な媒体を巧みに操っています。ニース地方音楽院ではダンスを、ヴィラ・アルソンとパリ国立高等美術学院ではで造形芸術を、モンペリエ国立振付センターのマスター・プログラム《ex.e.r.ce》では 振り付けを学んだポリーヌ・ブランは、パフォーマンスとビジュアルアートの狭間で提案を打ち出し、プロジェクトごとに分野横断的な試みを展開することを楽しんでいます。 https://www.villakujoyama.jp/ja/resident/brun-pauline/

ジュリー・ヴァシェは、物理的なものと仮想的なものが共存する時代においての人間同士の関係、人間と人間以外のものとの関係、生物とその環境との関係の変化のプロセスを演出します。 彼女の実験の分野は、生態学的な想像力、健康の幻想、さらには仕事の世界にまで及びます。彼女の作品は、映画、マルチメディアの音響インスタレーション、ウェブ制作、ラジオ番組制作などの形式で表現されます。彼女は現実を基盤とした詩的な文章を通じて、自然主義と合成、ドキュメンタリーと仮説を融合させた作品を創り出しています。 https://www.villakujoyama.jp/ja/resident/julie-vacher-jp/